おばちゃんナース☆立ち上がる!!

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zoom RSS ありがとう…って…言ったの。

<<   作成日時 : 2006/08/26 19:32   >>

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やまちゃんです。





ここのところ、夜勤の朝ってクタクタのヨレヨレです。
でもって、色々なことでドタバタして、頭に血がのぼり気味でもあります。





そんな中、食事介助の時間になると、なぜか気持ちが落ち着くようです。



アワアワしてても、プンプン怒ってても、不思議とクールダウンしちゃうんです。









何度も繰り返すようですが、夜勤中はナース一人なので、摂食機能に問題のある患者さんに優先的に入るようにしています。


どんなに忙しくても、食事時間は落ちついた雰囲気で援助できるように、気持ちの切り替えをするよう長年努めてきたのですが、今では、逆に、私自身をほっとさせてくれるひと時にもなっております。







こんな風に書くと、優しいナースが、笑顔で「おいしいですか?」なんて、素敵な声かけをしながら和気藹々とお手伝いしているところをイメージするかもしれませんが…、





私のスタイルははたから見ると、超事務的らしいです。

すごい“真顔”らしいです。




たしかに、食事介助中は、最低限の言葉かけしかしません。


意思確認のできる患者さんには、最初に苦手なものが出ていないか確認し、あとは、

「はい、お魚です。」「おひたしです。」

などと、今から自分が何を食べらされちゃうのかを伝えてあげるだけです。




その後は、嚥下と次の開口のタイミングを掴んで、「はい」、「はい」、「はい」とリズミカルにすすめていきます。


静かです。


さながら、わんこそば名人のようです。




ただ、表情や食べっぷりを常に見ていて、何かあると感じた時は、中断してから大丈夫かとか、食べたくないのかなどを確認します。



でも、この超事務的スタイルは、私のポリシーなんです。
決して、不機嫌なのではありません。
むしろ、少数の患者さんとじっくり向き合えるこのケアが大好きで、めっちゃやりがいを感じてもおりまっす。






ナイチンゲールの『看護覚え書』は、看護学生のときに誰もが手にした本だと思いますが、この本の食事のところに、食事中は話しかけてはいけないとあったように記憶しています。(手元に資料がないため、うろ覚えなのですが…。)







私たちは、何気なく咀嚼したり飲み込んだりできているがゆえに食事は「楽しい時間」であり、食事中の会話はさらに楽しい雰囲気を生み出すものとなりましょうが…、



摂食機能に問題のある患者さんにとっては、食事は楽しみであると同時に真剣勝負なんですね。




食べることが生きることに気持ちの上で繋がっているかのようです。







「おいしいですか?」
「次は何を食べましょうか?」

などと、口に物が入ってるときに、思わず患者さんが返事をしちゃうような声かけは絶対するべきじゃあない。







人は食べるときには、気道を閉じて食道を開く運動をしています。加齢によって、この運動は緩慢になるようです。食事の介助を必要とする患者さんは、さらにこの機能が落ちている可能性があります。




だから、




食べながらしゃべるのは危険なことです。

ムセちゃう可能性がすごく高まるんです。









誤嚥による肺炎は、老人看護の現場では避けがたい問題ですが、治ってゆくにしても、命取りになってしまうにしても、その過程は結構辛かったりします。どんなに忙しくなっても、起こさないようにベストを尽くしたい。













で、



今朝の出来事。





夜勤のときはいつも食事介助しておりますOさん。


こちらの言葉かけは理解できているようですが、自分からはほとんど言葉を発しない方でした。うなづきや笑顔が返事代わりのようでした。




食事の途中で、もごもごと何か話したそうにしている…。







食事を中断し、嚥下を確認してから
「どうかしましたー?」と聞いてみました。







しばら〜くして、



「ありがと…って…ね、いったの…。」

って、とびきりの笑顔つき。








いか〜〜ん…。おばちゃん、ノックアウトだよ!!




Oさん、こんなに話せたの?



ってか、最初に聞いた言葉がこれなんて、うれしすぎた〜。






なんか、自分の食事介助への思いが、認められたかのような気がしましたよ。





そのあとは、Oさんはちょっぴり照れ照れで、私はクールさを装っていたけど、内心照れ照れで…、残りの食事を終えたのでした。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
やまちゃん いつもお疲れさまです。
そういう患者さんの言葉って、素直に嬉しくなりますよね。
看護の質うんぬんよりも、「ひとりの人間」としての感情が掻き立てられるような思いがします。
私にとっては「剛掌波」レベルの効き目です。
ケンシロウお市より
お市
2006/08/27 01:03
>そうですね。そんな状況の患者さんのひとつの言葉は、耳障りの良い言葉を頻繁に言ってくれる患者さんの言葉の何倍もの重みを感じますね。
食事や排泄など、セルフケアのほとんどを人に委ねなければならない状態って、想像できないぐらい不安なのではないかと思います。まして、自分の思いをうまく伝えられないとなると…、めっちゃしんどいことでしょう。
私はそういう人たちに評価されるナースになりたいな、と思います。
(恥ずかしながら、いまだに進行形ですが…。)

ところで、お市さん、
剛掌波はどんな技よりも有効ですね。
思わず、
ひでぶ!と倒れちゃうことでしょう。

むむっ、できる…。

孫悟空やまちゃん
やまちゃん
2006/08/27 13:33

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